ジャニーズJr. 特急(109)投球(109)コンサート 東京ドームに大集合!! in tokyo
あらし結成直後、そしてデビュー前の多くのファンへの初お披露目でもあったとっきゅーコンサート。
わたしの中であらしを語るにこのコンサートは外せないのである。
なぜなら元さとしたんとして、とても悔しい思いをしたのだ。
OPからA・RA・SHIを歌うまでまったく出てこない5人。
うめめさん、もういろいろ察知して泣きそう。
そして突然鳴り響くリアル嵐の音。
よこやまさん「この音はなんだー?!まさか?まさかー??あらしだーーーーーー!!」
メインステージの上部ライトが当たると、おそろいのおべべ着て並ぶあらし5人・・・
うめめさん、涙腺崩壊。
「あー、本当にデビューするんだ・・・この5人で嵐なんだ・・・」と。
嬉しさと寂しさと不安が入り混じる涙だったなと、今振り返ると思う。
でもわたしが悔しさを感じたのは、その後の5人の自己紹介だった。
名前だけの紹介だった気がする。
ひとりずつ紹介をしてひとりずつ歓声を浴びるあらし。
けれどさとしのときは違ったんだ。
わたしの席の周りからは「えー?おおのって誰??」「しらなーい」という言葉が飛び交っていた。
わたしはとても悔しかった。
KyotoKyo出演で2年弱京都に行っていたさとし。
京都で培った経験や感じた思いは相当なものだったと一ファンとして思っていた。
けれど、2年弱京都に行っていた間にジュニアの冠番組がはじまり、空前のジャニーズジュニアブームが来ていた。
所謂黄金期だ。
その時代に東京で活動していなかったさとしは、わたしにとってかけがえの無いジュニアだったのだが世間的には無名だったのだ。
以前このコンサートに行っていない人にこう言われたことがある。
「あらしが出ることが決まったのが当落後だったから、さとしファンが少なかっただけでしょ」と。
そういうことではない。
それは自分たちがさとしを知っているからそういう目線になってしまうからで、世間的には「だーれ?」になっていた事実に気づけなかったからだと感じた。
そして何より、このコンサートに行って悔しい気持ちを体感していないのにそんなこと言うな!と思ってしまった心の狭いうめめである。
そんな思いで迎えたデビュー日当日。
わたしは代々木第一体育館の横に降り立った。